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歴史

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色麻町一ノ関地区にある磯良(いそら)神社は、「おかっぱ様」と呼ばれ、水難よけ・縁結び・懐妊・安産・足腰の病に、ご神徳ある神様として、昔から近郷近在の人々に愛され、幅広い信仰を集めています。
ここには、全国でもただ一つ、木彫りの河童(かっぱ)が御神体として、まつられております。神社の縁起書によりますと、創建は今から約1200年前の延暦22年(803年)、征夷大将軍であった坂上田村麻呂の勧請(かんじょう)によって建てられたと伝えています。
東右衛門(とうえもん)という男が、坂上田村麻呂将軍の東夷征伐の際、水先案内を努め、河童(かっぱ)のような見事な泳ぎで、激流の川(河童川)を泳ぎ、数々の功績を立てたと伝えています。
この功績により、東右衛門は将軍田村麻呂から、「川童(かっぱ)」の姓と土地を与えられ、さらに彼の没後、村人はかっぱ(河童)明神の祠(ほこら)を建てて、その功績を祀(まつ)ったとも云われています。

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以来この神社の宮司は、代々「川童(かっぱ)」という姓を名のっていました。現在の宮司は「渥美(あつみ)」姓です。また、境内には河童が好むという、片方だけに葉がついている「片葉の葦(あし)」が生い茂り、裏手には河童川(かっぱがわ)が静かに流れ、当時の雰囲気をいまだに保ちながら、田園地帯の自然の中にとけ込んでいます。

宮司 渥美光郎 
TEL 090(7564)0983
e-mail atumiteruo@icloud.com

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おかっぱ様のお祭り
7月第4土曜日 前夜祭
   翌日曜日 例大祭

旧暦の6月15日は、お河童(かっぱ)様の祭りの日で、多くの参拝の人々でにぎわいます。
今年は、写真にあるように、伝説のロマンも漂う渋い歌も飛び出して、カラオケ大会も大盛況。

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河童川のかっぱ

 かつて祭り日には、おかっぱ様から小さな水難よけの、木の守り札をもらい受けました。子どもたちは、これに糸を通して、肩からかけて泳ぎました。すると、溺れる者が一人もでないと、昔からいい伝えられています。
また、おかっぱ様はキュウリが大好物です。そこで村の人々は、おかっぱ様にキュウリをあげてから食べたり、特に初物のキュウリは、川に流してやるならわしがあります。
東右衛門の伝説、木彫りの河童御神体など、我が町は、古くから河童と、深い縁で結ばれている土地です。

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